多動傾向な小学生の習い事選び | 落ち着き&集中力を引き出す選び方

こんにちは、博士次郎です!

みなさん、「子どもの掛け持ちしている習い事のスケジュール管理どうすればいいのか」と悩んでいませんか?

子どもの将来を考えて、複数の習い事を掛け持ちしている家庭も多いと思います。

そこで今回は、「複数の習い事を無理なく管理するスケジュール方法」から「すぐに使えるスケジュール管理ツール」まで解説していきます!

博士次郎

この記事は下記のような人におすすめ!

・習い事を掛け持ちしたいけどスケジュール管理が心配 
・簡単に使えるスケジュール管理ツールが知りたい 

複数の習い事をすでに始めている方も、まだ一つだけど増やそうか考えている方にも、満足してもらえる記事なので、ぜひご覧ください!

目次

多動とは?ADHDとの関係

多動とは?

多動は、必要のない場面や状況でも体を動かし続けたり、座っていることが苦手だったりする状態を言います。

たとえば、学校の授業中に席を離れて廊下をうろうろしたり、家庭で食事中に立ち歩いたりすることが頻繁に見られます。

こうした行動は、本人の意思だけでコントロールしにくく、「じっとしていれば怒られる」「また忘れ物?」と注意されることが多いため、周囲との摩擦や本人の自己肯定感低下にもつながりやすいです。

多動の度合いは子どもによってさまざまで、年齢相応の活発さを超えるかどうかが判断のポイントです。

たとえば、2~3歳の幼児期は遊び盛りで当たり前に動き回りますが、小学生になっても制御できない場合は多動とみなされることがあります

ADHDとの関係

ADHDは不注意、多動性、衝動性の3つがセットで問題になる発達障害のひとつです。

多動はその中の主要な症状の一つであり、ADHD児の約半数以上に多動・衝動性の特性が強く現れると報告されています。

脳機能の発達に偏りが生じた結果、抑制制御(ブレーキの役割)が弱く、多動行動が現れると考えられていますが、その詳細なメカニズムはまだ解明途上です。

一方で、適切な支援や環境調整、行動療法などで多動はコントロールしやすくなる場合が多く、早めの気づきと対応が重要になってきます。

多動傾向が学習面に与える影響

1. 理解力・記憶力への負担

多動傾向のあるお子さんは、集中力が短時間しか続かないため、授業中の先生の説明を聞き逃しやすくなります。

このような断続的な注意力の問題は、情報を脳内で深く処理するプロセスを妨げ、教科書や黒板に書かれた内容が頭に残りにくくなると言われています。

さらに、いったん覚えた情報を思い出す「記憶検索」の段階でもフィルタリング機能が弱いため、必要な情報を引き出しにくい傾向があります。

これらが積み重なると、同じ時間だけ勉強しても学習効果が低くなり、理解度や定着率に大きな差が生じてしまいます。

2. 課題や宿題の遅れ・忘れ物

自宅で宿題に取り組む際も、座って集中し続けること自体が大きなストレスとなり、つい後回しにしてしまいがちです。

また、教室でノートや教科書、筆記用具など学習に必要な持ち物を置き忘れるトラブルも増えがちで、忘れ物による減点や再提出の手間が学習意欲をさらに下げる原因になります。

こうした「やるべきことが整理できない」「物理的に必要なものが手元にない」といった問題は、集中力の妨げになるだけでなく、子ども自身のフラストレーションにもつながります。

3. 学力格差のリスク

大規模な研究では、ADHDのある児童は同年代の児童に比べて、読解力や計算力のスコアが有意に低く、学年を留年する割合が高いと報告されています。

さらに、ADHD児童はそうでない児童に比べて学年留年率が最大3倍に達するケースもあり、長期的には高校中退や進学率低下のリスクも高まります。

学習の遅れが続くと「自分は勉強が苦手」というネガティブな自己認識が強まり、自己肯定感の低下にもつながりやすいため、早期に適切な学習支援や環境調整を行うことが不可欠です。

(参考文献)
Predictors of Receipt of School Services in a National Sample of Youth With ADHD – George J. DuPaul, Andrea Chronis-Tuscano, Melissa L. Danielson, Susanna N. Visser
Vital Signs: National and State-Specific Patterns of Attention Deficit/Hyperactivity Disorder Treatment Among Insured Children Aged 2–5 Years – Morbidity and Mortality Weekly Report(MMWR)

多動傾向が生活面に与える影響

集団行動やルール遵守の難しさ

多動傾向のお子さんは、「順番を待つ」「静かに並ぶ」といった集団行動が苦手で、学校の休み時間や掃除当番など日常的なルール運用でトラブルを起こしがちです。

こうした振る舞いはただ「落ち着きがない」だけに見られますが、実際には注意の切り替えや衝動抑制といった認知的な要因が背景にあります。

結果として、同年代の児童から「この子とは遊びたくない」「いつもルールを破る」といった誤解を受け、孤立するケースも多く報告されています。

こうした「疎外感」は自己評価の低下につながり、さらに集団活動への参加意欲をそぐ悪循環を生み出してしまいます。

感情コントロールの課題

多動傾向のあるお子さんは、イライラや不安を自分でコントロールしにくく、ちょっとしたことで急に怒ったり泣き出したりする「感情のアップダウン」が起こりやすいです。

このような情動調整の困難さは、ADHDのコア症状と密接に関連しており、感情が暴走したときに自制心を効かせる「ブレーキ機能」が弱まっていると考えられています。

家庭内でこうした場面が頻発すると、親子のコミュニケーションがぎくしゃくし、兄弟姉妹にも影響が及びやすいです。

日常生活の質の低下

ADHDのお子さんは、片づけや身支度、時間管理といった「実行機能」に課題を抱えることが多く、自室が乱雑になったり、持ち物をなくしたりといった自己管理のトラブルが増えます。

実行機能の弱さは、学校の準備だけでなく、家庭でのルーティン(歯磨きや着替え)にも影響を及ぼし、家族のサポート負担を大きくしてしまいます。

こうした状況を放置すると、家族関係の亀裂や親の精神的負担が深刻化するため、環境調整やスケジュール管理ツールの導入など、具体的な対策が必要になります。

多動傾向のあるお子さんが習い事で得られる3つのメリット

多動気味のお子さんは、じっとしているのが苦手だったり、気持ちが先走って落ち着かない場面が多かったりしますよね。

そんな子どもたちが「習い事」を通じて得られるメリットは、大きく分けて次の3つあります。

エネルギーを発散しながら集中力アップ

多動傾向なお子さんは、体を動かすことで気持ちが整いやすくなります。

習い事で思いっきり体を動かすことで、ムダなエネルギーを消費し、家ではなかなかできないほどリフレッシュできます。
思いっきりリフレッシュした後に、座学や家庭学習に取り組むと、驚くほど集中できることもあります。

たとえば体操教室やトランポリン教室なら、「跳ねる」「回る」という単純な動作の繰り返しで体も心もスッキリするので、終わった後の静かな時間に、いつもよりじっくり机に向かえるようになります。

ルールや手順を学んで「待つ力」を養える

多動傾向のある子は、「順番を待つ」「決まり事を守る」といったルール運用が苦手なこともあります。

習い事の場では、挨拶の仕方・稽古や練習の手順・最後までやり遂げるルールなどを繰り返し経験することで、自然と「待つ力」や「やり抜く力」が育っていきます。

武道やスイミングでは、先生の合図を待って動いたり、みんなと同じタイミングでスタートする機会が多くあります。
最初は戸惑っても、数を重ねるごとに「次はどうすればいいか」が分かり、自信も付いていきます。

成功体験で自己肯定感&情緒の安定をサポート

多動傾向のお子さんは、失敗や注意される経験が多いと「自分はダメかも…」と感じやすいこともあります。

習い事で小さな目標をクリアすることで、これらを適切にサポートすることが出来ます。

習い事で小さな目標をクリアすると得られるもの

音楽(特にドラムやリズム系)は、ビートを合わせるたびに「できた!」感が分かりやすく、すぐに達成感を味わえます。

また、アート系の習い事なら、自分だけの作品を仕上げる喜びが「自分にはこんな力があるんだ」という自信につながります。

多動傾向の子どもの習い事を選ぶときの5つのポイント

もし子どもの落ち着きがなく、多動傾向だと感じていたら、習い事を選ぶときに注目するポイントが5つあります。

それぞれの習い事をこの5つのポイントごとに比較していくと、最適な習い事を選ぶことが出来ます。

1. 体を動かせるか

多動傾向のお子さんは、まず「体を動かすこと」で気持ちをリセットできる習い事がおすすめです。

運動後には集中力や情緒の安定が得られやすいことが知られています。

たとえばダンスやリトミックでは、音楽に合わせて全身を使うので、エネルギー発散とリズム感・協調性を同時に育めます。

2. ルールと集中力を育めるか

次に、教室での「ルール運用」や「指示の待ち方」を学べるかをチェックしましょう。

水泳や武道は、先生の合図を待つ・順番を守るといった基本ルールが明確で、繰り返し体験を通じて集中力と自己制御力を鍛えられます。

また、プログラミング教室などでは、課題の手順をひとつずつこなす過程で「考える力」と「注意の切り替え」を同時に養えると評価されています。

3. 成果が目に見えるか

「できた!」という実感が得られることも大切です。

音楽ならドラムや打楽器のようにビートを合わせるたびに成果が分かりやすく、自己肯定感を高めやすいです。

アート系(絵画・陶芸)では、作品が完成する喜びを味わえるため、達成感を継続的に得られ、モチベーションが落ちにくいというメリットもあります。

4. 小人数制・個別対応の有無

集団授業よりも少人数制や個別指導なら、特性に合わせたサポートを受けやすく、トラブルの軽減にもつながります。

特に多動傾向で走り回りがちな場合は、事前に先生と「こういうときはこんな声かけをしてほしい」と相談できる個別レッスンが安心です。

5. 継続しやすい距離・料金設定

最後に、無理なく続けられる場所・費用かどうかも必ず確認しましょう。

保護者の送迎負担が大きいと、継続率は下がりがちです。

また、月謝だけでなく、体験料や教材費などの追加費用が分かりやすく明示されているかをチェックし、家計プランに合う教室を選ぶことが長期継続のコツです。

多動傾向のある小学生におすすめの習い事ベスト7

「習い事を始めさせるのはいいけど、どんな習い事がおすすめなの?」と思っていませんか?

そこで、多動傾向のある小学生におすすめの習い事を7つ紹介していきます。

武道(空手・柔道・剣道など)

武道は「礼に始まり礼に終わる」という明確なルールのもと、合図があるまで動きを止める訓練を繰り返すため、多動傾向のお子さんでも「待つ力」と「やり抜く力」を自然に身につけられます。

さらに、級や帯の昇級制度といった目に見える成果が得られるため、成功体験が積み重なりやすく、自己肯定感の向上にもつながります。

おすすめポイント

体操教室・トランポリン

跳ぶ・回る・バランスを取るといった動作が続く体操やトランポリンは、多動傾向のお子さんに最適なエネルギー発散の場です。

特に器具を用いるプログラムでは、「次の課題はどうやってクリアする?」という意識が働き、自然と集中力の持続や注意の切り替えが鍛えられます。

徐々に難易度が上がる構成なので、小さな成功体験を重ねながら楽しめるのも魅力です。

おすすめポイント

スイミング

スイミングは水の浮力を利用した全身運動で、多動の解消に加えてストレスホルモンの減少効果も報告されています。

また、「何メートル泳いだか」「合図でスタート/停止する」といった明確なルールが子どもにも把握しやすく、泳ぎ切った後の達成感が集中力維持や自己肯定感の向上につながります。

多くのスクールが年齢・レベル別クラスを用意しており、初心者でも安心して長く続けられるのもメリットです。

おすすめポイント

音楽(ドラム・打楽器)

打楽器は明確なリズムパターンがあるため、ビートに合わせて叩くことで「次はいつ叩くか」を常に考え、注意の持続や自制心を鍛得ることが出来ます。

特にドラムは身体全体を使う運動要素もあり、テンポ感覚や協調性が身につくうえ、叩くたびに「できた!」という小さな成功を積み重ねられるのも大きな魅力です。

おすすめポイント

アート(絵画・陶芸)

アートは自由な創作を通じて「これをどう表現しよう?」という頭の中の組み立て作業を繰り返すため、自然と集中力と問題解決力が高まります。

絵画や陶芸では、完成した作品を手に取ることで自己肯定感が刺激され、さらにクラスでの共有や発表を通じてコミュニケーション能力も育成できます。

静かな環境での制作は情緒安定にも効果的です。

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おすすめポイント

プログラミング教室(ゲーム制作系)

プログラミングは、「次はどのブロックを組み合わせる?」と手順を追う作業が明確で、集中力が持続しやすいのが特長です。

ゲーム制作系では、自分が書いたコードでキャラクターが動くなど、成果物を即座に目で確認できるため、達成感と自己効力感も強く刺激されます。

多くの教室で少人数制や個別対応を行っており、子どものペースに合わせた学習が可能です。

おすすめポイント
累計10万人受講のロボット&プログラミング教室

国内No.1ロボット・プログラミング教室ヒューマンアカデミージュニア 」では、体験授業をやっています。

全国600教室以上で開講していて、PC操作の基礎からムリなく段階的に学べます。

全70種類のゲーム・アニメーションと500種類以上のミッションが載っている、楽しく学ぶために開発した「オリジナル教材」を使って、自分でプログラムの改造を考え、作成できるレベルまで「考える力」を育成します。

自然体験・アウトドアスクール

自然体験プログラムでは、緑豊かな環境でのアクティビティが脳の注意力回復メカニズムを活性化し、多動傾向のお子さんでも落ち着きを取り戻しやすいことが示されています。

さらに、山歩きやキャンプファイヤー、野外工作など、自由度の高い遊びでエネルギーを思いっきり発散でき、集団での活動を通じて協調性や社会性を育むこともできます。

おすすめポイント

習い事で「落ち着き」を促すコツ

習い事で子どもの「落ち着き」を促すコツはいくつかあります。

それぞれを組み合わせることで、習い事の場面だけではなく、家庭生活全体で落ち着いた行動が促されます。

日常の生活リズムと連携させる

日常の生活リズムを明確に設計し、習い事や宿題の時間帯を毎日固定すると、お子さんは「次に何をすればいいか」を自然に理解しやすくなります。

さらに、朝や晩のルーティンと連動させてエネルギー発散型の習い事(体操やドラムなど)を配置すると、1日の始まりと終わりに気持ちにメリハリがつき、落ち着きやすくなります。

これらの工夫が組み合わさることで、多動傾向のあるお子さんのストレスや情緒不安定を軽減し、自己制御力と安心感を高めることができます。

日常の生活リズムと連携させる

保護者のサポート方法

保護者のサポートは、①子どもの安心感を高めるオープンな対話②行動を細分化して自立を促すスキャフォールディング③情報交換と励みを得るサポートグループ参加、という3つの柱で成り立ちます。

これらを組み合わせることで、多動傾向のお子さんの自己肯定感や実行機能が育まれ、ご家庭全体のストレスが軽減されます。

保護者のサポート方法

スモールステップの目標設定

スモールステップの目標設定は、①大きなタスクを短時間で達成可能な小さなステップに分解する②実行機能を意識したトレーニングを導入する③医師や専門家と連携し、家庭と習い事先で一貫した行動目標を設定する、という3つの方法で成り立ちます。

それぞれを組み合わせることで、多動傾向のあるお子さんは成功体験を積み重ねながら着実に自己管理能力を高め、自信を育むことができます。

スモールステップの目標設定

フィードバックと褒め方のポイント

効果的なフィードバックは、①具体的な行動をすかさず褒める②批判よりも5倍以上の称賛を意識する③子どもの「強み」を中心に据える、という3つのポイントで成り立ちます。

これらを組み合わせることで、ADHD傾向のお子さんは小さな成功体験を積み重ねやすくなり、自信と自己制御力が着実に育ちます。

フィードバックと褒め方のポイント

よくある質問

習い事を何個も掛け持ちしても大丈夫?

掛け持ちであれこれ体験させるのは魅力的ですが、実は「スケジュール過多」はストレスや燃え尽きの原因になりやすいです。

まずはお子さんが「無理なく楽しめる1〜2つ」を選び、慣れてきたら段階的に増やすのがおすすめです。

子どもが習い事を嫌がるときはどうすれば?

多動傾向のお子さんは「強制的に始める」と拒否反応を示しやすいため、モチベーションを引き出す工夫が大切です。

無理に叱責せず、子どもが「自分からやりたい」と思える工夫をしてみましょう。

習い事が合わなかったらどうする?

「合わない習い事」からは学びも得られますが、長期的にストレスが続くなら早めの見切りも必要です。

「合わない=失敗」ではなく、「もっと合うものを探すチャンス」と捉え、親子で次の一歩を考えましょう。

習い事と学校の両立はどう管理すればいい?

学校の宿題やテストと習い事を両立させるには、時間管理と休息のバランスがカギです。

大きな一連のスケジュールを小さな区切り(チャンク)に分け、合間に休息時間を必ず設けましょう。

スケジュール管理のコツを詳しく知りたい方はコチラ↓↓

習い事の費用が心配。助成や無料体験は利用できる?

銭面での負担を軽減する方法を活用すれば、気軽に体験できます。

まずは身近な公的制度と無料体験をフル活用し、無駄なくスタートしましょう。

習い事や教育に利用できる支援制度・助成金を詳しく知りたい方はコチラ↓↓

まとめ

この記事では多動傾向の小学生が習い事で得られる3つのメリット」から多動傾向のある小学生におすすめの習い事まで解説しました。

最後にご紹介した内容をおさらいしましょう。

多動傾向の小学生が習い事で得られる3つのメリット
多動傾向のある小学生におすすめの習い事

落ち着きがない多動傾向の子どもに、習い事を始めさせるのは一つの手段です。

ただ習い事を選ぶときに一番大切なことは、子どもが習い事を楽しめる事です。

始めた習い事がもしかしたら、子どもにとっては負担になっているかもしれません。

まずは、体験レッスンに参加してみて、実際の子どもの姿勢や反応を見てから、習い事を選びましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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